先週網遅れないと誓ったばかりですが、いきなり遅れましたね……水曜日投稿とした方が良かったまであります。

さて、今回の報告内容ですが、ほとんどありません。

強いて言うならあるLinux向けアプリケーション、もしくは ISnowOS Lina™ Console Appli のロゴを書きました。

そのアプリケーションというのは ISnowOS Lina や ISnowOS GrandLina など、Linuxカーネルを搭載したOS向けのマルチバイト対応ターミナルです。

これはLinuxに存在するターミナルのフォント変更とは異なる仕組みで動作しており、少なくとも漢字ROMがないか使用できない現代のコンピュータシステムにおいてIBM PC-DOS/Vと同じ原理で漢字やその他(右から左に書かない)言語の文字を表示できるようにします。

以前から何度か目にしたことがあると思いますが、そのアプリケーションこそが ISnow V/Term です。

PC-DOS/Vの漢字対応はVGAグラフィックモードを使用してグラフィック画面にフォントドライバの文字を描く方法で行っており、シンプルでありながら簡単に日本語対応をしたことで有名になりました。

私たちの V/Term もフレームバッファに直接マルチバイト文字をレンダリングすることでユーザー好みのフォントを使用でき、且つLinuxコンソールにおいてマルチバイト文字が表示できるようになります。

また、 V/Term には標準で FEP 機能を有しており、必要に応じて日本語入力など X Input Method などが使えるようになります。

そんな計画だけでしたが、先日のLinuxの日本語環境の議論を見ていて思ったのが、GNU/Linuxが多言語をサポートできるにもかかわらず、ラテン文字やキリル文字と言ったものしかサポートできていない事がLinuxでの日本語を含む東アジア文化圏において致命的な欠点であると私は思っています。

あるツイートでは「Linuxでの日本語入力が衰退するのはLinuxユーザーの多くがGUI環境ではないからだ」とも取れる事が書かれており、私はいよいよ四半世紀続いた環境が崩れるのではないかと危惧しています。

ではこの状況に完全に自由(フリー)で使えるCUI日本語環境が登場したらどうなるのでしょうか?

結論を出すことは出来ませんが、良いものであれば東アジア文化圏で大いに喜ばれるのではないでしょうか?

私はGNU/Linuxをよく利用しています。他人にもWindowsの代替として故障時に使わせることもあります。

PCに疎かった友人にも内蔵ハードディスクの故障時に手順を教え、外付けハードディスクにLinux Mintをインストールさせました。その後のアフターサポートもしました。

リカバリ環境として、代替環境として、サーバーとして、研究用として、開発用として。その名を広げつつあるGNU/LinuxにV/Termはさらなる光を与えられるソフトウエアであると私は思っています。

カテゴリー: こおり的週報

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